2020年07月31日

ミクリード1Q決算

ミクリードの1Q決算が7月31日に発表されました。
(百万円)
売上  508 YoY▲51%
粗利  172 YoY▲51%
粗利率 33.9% YoY+0.1%
販管費 239 YoY▲20%
営利  ▲66

という結果でした。

まずこの結果の第一印象を言えば

「思ったよりは健闘した1Q」と
言えるのではないかと思います。

3月決算の1Q(4〜6月)が
続々出ておりますが

個人的な肌感ですが
コロナの影響が大きい企業の決算は
1Q売上YoYで▲50〜80%

例えば
・ぐるなび:▲76%
・グローバルダイニング:▲68.8%
・ホリイフード:▲76.9%
などで、

その中で1Q売上YoY▲51%は
善戦だったと思います。

※日本フードサービス協会のデータは
ツイしてますので、そちらも参考に。
居酒屋の売上は
4月▲91.4%
5月▲90%
6月▲60.1%

会社側から出された売上データは
4月YoY ▲67%
5月YoY ▲56%
6月YoY ▲27%

昨年の推定月商340百万円(1%=3.4百万円)を
あてはめて各月の月商を計算すると
推定売上は
4月 111百万円
5月 150百万円
6月 248百万円
合計 509百万円となります。

さて、問題は今後です。
7月は説明資料をみる限りでは
75〜80%

8月以降については
当初、コロナ自粛の反動需要が生まれると
想定していましたが

現状コロナは長期戦となるのは間違いなく
そのため、反動需要はなくなり
前年並みにまで回復するのは難しく
かといって、
重症者数の動向や
政府の対応を見る限りでは
大きな自粛をするわけでもなさそうで、
前年対比でみれば現状の
70%〜80%で推移するのではないかと思います。

7-9月   720-820百万円
10-12月  750-850百万円
1-3月   720-820百万円
通期売上 2700-3000百万円(YoY▲34-26%)
という水準を予想します。

上振れる要素があるとすると
GoToキャンペーン絡みですが
どれだけ上乗せ・業績貢献するのかは
全く読めません。

ただし今の計画では
食事券の予算として:767億円、
25%部分のプレミアムに充当されるため
仮に1枚1万円だとすると
767億÷0.25万÷1万円=
3068万枚の食事券が発行され

1枚で12500円の飲食ができるため
12500円を掛けると3835億円規模になります。

さすがにこの規模の飲食需要が生まれ、
GoToキャンペーンは
コロナの影響を大きく受けて苦しんでいる
中小の飲食店を助けるというのが
主旨でしょうから
効果があるのは間違いなさそうです。

さて売上の話はここまで、
利益のほうを見てみます。

正直いうと、推測がかなり難しいです。

昨年1Qの採算分岐売上高は
(350-54=296)÷粗利率0.338
=875百万円でした。

今年1Qの採算分岐売上高は
239÷粗利率0.339
=705百万円とずいぶんハードルが
下がっています。

昨年のデータを用いて利益予想をすると
上記の売上推測(720〜850百万円)水準の
売上高では赤字になりますが、

仮に今年の採算分岐点が昨年比で
下がっているとすれば
このまま前年比70〜80%の売上が
続くとすれば1Qの赤字は解消し
最終的に黒字には持っていけそうです。

ともかく現時点では不明な点が多く
売上が80%程度で維持されるというのが
前提となりますが、
悪くて通期営業赤字50〜60百万円
コストコントロールが効けばなんとか
通期黒字で着地できるのでは思っております。

※当然GOTOの恩恵があればもっと上です。

最後に株価です。

今日の動きを見ていてわかるかと思いますが

直近の出来高は1日2〜4万株で
仮に4万株だとしてもその売買代金は
3000万円程度です。

今日みたいに短時間で
千株単位の売り買いがあると
アルゴもいるせいか、
一気に値段が飛びます。
つまり
1ロット100〜200万円程度の
売買でも激しく動いてしまうわけで

いくら私が業績云々をここで語ったとしても
空売り外資(&アルゴ)も入ってますし
ちょっと変なのが来れば
どっちに転んでもおかしくないような
荒っぽい動きになるでしょう。

週明け以降どうなるかわかりません。
出尽くしでザラバで数万単位の買い物が
出るかもしれませんし
今日買った投げ物が
一気に出るかもしれません。

地合いは日々悪くなり
典型的な夏枯れになってますので

突っ込みを拾って
吹き値売りが妥当な戦略でしょう。

もちろん長期で持つなら
コロナで嫌気されている
今は確実にチャンスです。

今年は期待できませんが
GOTOの上乗せや
来年以降の動向は
今よりは確実に良いはずですので
この水準なら
そんなに怖がることもないと思います。

倒産する?
これだけローコストな企業
現状があと10年続いたら
倒産するかもしれませんね。

もっともミクリードより
先に倒産しそうな会社は
世の中に数多く存在しますけど。
posted by もこもこ at 19:24| 東京 ☁| 注目銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月06日

ミクリード、当面の見通し

最近ツイッターのフォロワーさんが
急に増えまして

ほとんどの方が
3月にIPOした
「ミクリード」に関心がある
皆様のようですので

2020年3月決算も出たところで
ちょっとまとめというか
来季の見通しについて
フォローアップしたいと思います。

なお、内容としては
業績推測ということで
短期視点ではありません。

デイトレで〜とか
テクニカルで〜とか
高値掴みどうすればいいの〜とか
といった内容に対しては
全く参考になりませんので

予めご了承ください。

では
2021年3月期の業績見通しの
推測です。

(1)売上

どの時点で業績発表できるかは
コロナの影響がどこまで続くのか
分からない以上、
今の時点ではなんともいえません。

シナリオとしては2つ考えられます。
(A)コロナがこのまま小康状態
(B)秋口以降第2波がやってくる

ケースA(このまま小康状態)
平常時の月商は
およそ330〜350百万円です。
(年間40〜42億円)

コロナの最悪期であった
4月は30%・・100百万円
5月は40%・・130百万円

6月より緊急事態宣言解除となりましたが
・営業時間縮小
・座席数間引きなど
すぐには元に戻らないとすると
70%程度・・230百万円

7月以降はほぼ平常
12月は売上が大きい様子なので
それを勘案したうえで

4半期ごとの売上は
4-6月・・460百万円
7-9月・・1000百万円
10-12月・・1050百万円
1-3月・・950百万円
合計・・3460百万円
>前年比-15%

ケースB(11月〜1月に第2波)
4-6月・・460百万円
7-9月・・900百万円
10月・2〜3月:各300百万円
11〜1月:各150百万円

10-12月:600百万円
1-3月:750百万円
合計・・2710百万円
>前年比-34%

秋口に第2波が来たとしても
首都圏・大阪・福岡以外のエリアは
通常通りの営業を行うと
想定しています。

(2)利益
ミクリードのコスト構成ですが
2019年3月期の 
販管費は1220百万円
これは売上の30%を占めます。
粗利は33%ちょっとなので
営業利益は3%台になります。

なお、粗利については
広く浅く販売していることから
急激に下がることはなく
安定して粗利30%を稼げるという
とんでもない卸業者であるといえます。

筆者も
食品卸業者に勤めてますが
ミクリードが扱うような製品は
高くて粗利10%
平均すれば5-6%といった
ところでしょうか。

さて目論見書に掲載された
販管費の内訳は
運賃 358百万円(29.3%)
業務委託費 312百万円(25.6%)
減価償却他 37百万円(3%)

ここまでが公開されている経費で
他に考えられるのは
・役員報酬 
・人件費(役員以外)
・広告費
・代理店手数料
・カタログ代
割合が全体の10%以上になると
公開義務があるため
これらの費用はそれぞれ
10%(122百万円)未満と
いうことになります。

このうち、売上に比例する変動費は
・運賃
・業務委託費
・代理店手数料
・カタログ代で
全体の約6割程度を占めることになります
(売上対比では18%)

※業務委託費は
受発注や出荷外注先へ支払う費用なので
受注量・出荷量(=売上)に比例する

逆に約4割
5億円程度が固定費となると思われます。
この5億円の中には
広告費を含んでいるのですが
現在ミクリードは
カタログ通販からEC通販への
過渡期であることから
それなりの広告費を使っていると
推測できます。

先ほど推測した売上に対し
昨年並みの割合で経費がかかったとして
機械的に算出してみます

ケースAの場合
売上3460百万円
粗利33%=1141百万円
変動費18%=622百万円
固定費500百万円
1141-622-500=営業利益19百万円

ケースBの場合
売上2710百万円
粗利33%=894百万円
変動費18%=488百万円
固定費500百万円
894-488-500=営業損失▲94百万円

こうして考えると
もし第2波が来たとしても
深刻な落ち込みはないような感じです。

ケースBの場合
営業損失▲94百万円という試算ですが
広告宣伝費他をコントロールできるとすれば
もう少し損失を抑えられるような
気がします。

イレギュラー要因としては
ミクリードが行っている
コロナ応援キャンペーン
「3000円以上の注文で送料無料」

どの程度の利用があるかわかりませんが
仮に3000円の注文をすると
粗利は1000円。
ほとんど利益は出ないレベルです。
会社側も
「これは応援であり
利益を出す主旨ではない」ことから

採算度外視で取引軒数を増やす
先行投資的な取り組みだと思われます。

採算度外視の注文が
どの程度増えているかは
わかりませんが

少なくともこの施策により
運賃が増えることが予想されます。

またこれは政府がこれから行おうとしている
GoToキャンペーンは
考慮してませんので
中小規模飲食店に追い風となる
GoToキャンペーンの動向によっては
上振れする可能性はあります

こうしてみると
ミクリードの場合

@得意先が全国におよぶ
A得意先は中小規模
Bメイン商材の扱いではない
C接触を避けるため通販に需要あり

小回りを利かせた
「持たざる経営」は
「ローコスト」で「リスクに強い」
経営方法でもあります。

今年についていえば
コロナで大きな影響は避けられず
思惑通りの業績は
上がらないかもしれません

ただアフターコロナを見据え
今は「顧客件数」を増やすという
方針・施策を変えていないことと
ターゲットマーケットが大きいことから

来年度以降
アフターコロナから
WITHコロナの時代になった時に
業績・評価を一変させるかもしれません。

流通株数が少ないため
一喜一憂した動きになりますが
ちょっと長い目でじっくり
楽しめそうな気がいたします。

最後にリスク要因をまとめますと

@運賃のアップ
現在の物流は
首都圏3都県以外は
ヤマト運輸を使用しています。
さすがに大口法人契約を結んでいる
とはいえ、コロナの影響で
ヤマト運輸もオーバーキャパと
なっており
運賃単価アップの可能性は
否定できません。

また先ほどあげた
コロナ応援キャンペーンも
運賃アップの一因となります。

A親会社の株式放出
これは業績と直接関係はありませんが
カクヤス(SKYグループ)は
ミクリードをグループから
切り離すことを考えています。

以前ならばミクリードはカクヤスの
店舗展開・酒類販売に応じ
シナジー効果で業務用食材を
販売していく方針でしたが、

現在のミクリードとカクヤスの関係は
他社と同じ、「いち代理店」でしか
ありません。

カクヤス側も全国展開を進めるにあたり
地方の酒類卸のM&A資金が必要ですので
どのようにミクリードの
出口戦略をとるか注意したいところです。

ある程度株価があがったところで
分売を入れてくるのは確実でしょう。

以上、中長期の見通しについて
まとめさせていただきました。

引き続きツイッターともども
ご愛顧いただければと思います。

posted by もこもこ at 13:24| 東京 ☀| 注目銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月18日

Xバーガーの入り口 ミクリード決算

ミクリードの2020年3月期決算が出ました。
そして、本日
動画での説明会がUPされました。

https://www.irwebcasting.com/20200518/2/c56c8e6d01/mov/main/index.html

概要については
前回までの投稿を
参考にしていただくとして
ポイントをチェックしていきます。

(1)
主要KPIである
「顧客数および1顧客あたり年商」
これがどのようになっているか
確認したいと思います。

・代理店を経由しない単体売上
(月平均)
年:売上(百万)-件数-1件年商(万)
16:2975-7238-41.1
17:3038-7598-40.0
18:3068-7753-39.6
19:3188-7988-39.9
20:3295-8668-38.0

資料のグラフをみていただければ
わかるかと思いますが

19年:20年対比で
売上は
3.3%しか伸びてませんが
取引件数は
680件、8.5%の伸びです。

例年の取引件数の増加が
200〜300件程度と考えれば
これはすばらしい伸び率といえます。

この理由は
自社ECシステムの導入と
顧客のWEB誘導によるものでしょう

従来までは
カタログ中心の通販でしたが
EC化による効果は確実に見えてきており

今年のコロナ禍の影響で
さすがに4〜5月は
大きく落ち込むでしょうが

アフターコロナ以降は
順調に件数を戻してくるのではと
推測できます。

1件当たりの売上金額は
年々下がっていますが

魅力的な商品が増えてくれば
1件当たりの金額は増えるでしょうが
逆に品数を増やしても
管理コストが増えてしまったり
薄利多売ではないため
バランスが難しいところです。

いかに「売れる品」を開発できるか
ミクリードの開発力が
鍵になってくることでしょう。

業務用食品卸では
とんでもないレベルの
粗利率30%超え

これが強みのひとつでもあるため
1件当たりの売上金額については
現状を維持できるのであれば
無理をせずに、現状の状態でも
良いかもしれませんね。

(2)
コロナの影響について
3月・・80%
4月・・30%
5月・・40%
6月以降は不透明。

緊急事態宣言が終わったら
日本人特有の心理的な要素
「困ってる人を助けたい」
「自粛疲れの反動」で
居酒屋を含め
外食支出が大きく増えることが
予想されます。

店舗を運営する側の心理として
「客が増えるなら品数を増やしたい」
という心理が働きます。

一方、飲食店の人員不足は
慢性的なものであり
極力手間はかけたくない。

ここでスーパーサブ戦略を取っている
ミクリードの活躍の機会が広がると
予想できます。

(3)
拡大戦略
テンポスとの提携効果

ここにきて、アフターコロナの
動きがめだっておりますが

アフターコロナ銘柄として

「テンポイノベーション」
「テンポスホールディングス」
の2社があります。

どちらも社名に「テンポ」が
入っているように
テンポイノベは
飲食店の居抜き扱い
テンポスHD(バスターズ)は
中古厨房機器の販売で

この2社は
「居抜き」をビジネスとしているため
居抜き物件が山ほど出ている
今のタイミングが
非常に忙しいと思われます。

ミクリードは
テンポスバスターズと業務提携
(テンポスが代理店)しており
試食会をテンポスの営業所で行い
ミクリードを紹介

ミクリードのカタログで
テンポスの厨房機器を販売するといった
ことを行っています。

http://www.tenpos.co.jp/blog/054/article/?id=9141
(テンポス:ミクリード試食会)

片山社長は
今期はコロナの影響は大きいが
アフターコロナを見据えた打ち手を
決して止めないと述べているように

「顧客層が共通する様々な業態と
幅広い提携を模索する」方針を
打ち出しています。

どこと提携するかは
これからの話でしょうが
考えられる候補は
いろいろありますね。

例えば「出前館」
いまやLINEも出資し
コロナの真っ只中でも
TVCMを打ちまくってました。

出前館の加盟店は
2020年3月時点で
21609店舗

チェーン店もあるでしょうけど
中小飲食店も相応数加盟しています。

ミクリード側は
WEBorカタログで
出前館加盟の案内を入れる

出前館側は
ミクリードの食材案内を入れると
いった顧客共有化ができるかと
思われます。

奇しくもコロナにより
ミクリードもテイクアウト重視の
ビジネス展開もできることを
アピールしています。

ミクリードの時価総額は18.5億円

この時価総額の低さは
他社との提携にとっては
明らかにプラスです。

需給面は流通株数も少なく
現在は仕手筋が入ったような
動きですが

明確化された
飲食店向けのスーパーサブ
ニッチビジネスモデル

投機ではなく
投資対象としても
まだまだ十分魅力的に
感じるんですが
いかがでしょうか。
posted by もこもこ at 20:05| 東京 ☁| 注目銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月19日

スーパーサブは、何バーガー?

ミクリード

4月17日にようやく
公募価格を奪還。

ここがスタートラインですよ。

コロナショックの真っただ中でのIPO
中止という選択肢もあったが

「SKYG(カクヤス)からの独立」

「BtoBビジネスの知名度UP」
この2つの理由から
中止せずにIPOを強行した。

この件を含め
いろいろなことを
片山社長が語っている
インタビューがこちら

http://c-eye.co.jp/eq/ipo-eq/49126
(キャピタルアイ)

それはさておき、

ミクリードとのビジネス(納入側)は

商談(カタログ採用)

国分指定のデポ(倉庫)に入庫

カタログから注文が来る

ミクリード⇒国分

納品⇒売上計上⇒国分から入金

これ、ミクリード側がみると

ミクリードは
顧客向けの販売システムを
構築しているけど、
川上部分(仕入)は国分が関わっている。
手数料を国分に支払ったとしても
ここを国分に頼れているのは大きい。

ミクリードの従業員数って
15名そこそこ。
川上(仕入)
川下(販売)
川中(物流)
これを15名でカバーすることは
できません。

なので、
川上の企画(入口)と
川下の販売(出口)に絞っている
わけですね。

ライバル会社は
リクエ(三菱食品)
クロコ(三菱食品の子会社)
Mマート

リクエとクロコ(ロコパン)が
一番のライバル

リクエは首都圏しか使えず
ロコパンはミクリードと
非常に類似していますが
神戸物産の
業務用スーパーのネット版に
似ていて品物に捻りがない。

※ロス率を如何に減らすかが
ミクリードの品物の特徴
(小口・バラ凍結・個包装)

Mマートは
業者間取引のため
必ずしもニーズにマッチするとは
限らない。

ミクリードの弱い点といえば
・知名度がいまいち
・価格がちょっと割高
こんなところでしょうか?

では話はかわりまして、
ミクリードのポテンシャルが
どこまであるのか?

創業14年で
業務用食品通販では
トップクラスの地位を構築。

上場、そして
公募資金調達により
広告宣伝費に投資
⇒知名度アップ

ネット受注率は未だ40%
新規顧客の85%が
WEB経由ということから
⇒ネット受注率のアップと
EC化の推進

IPOにより
カクヤスと袂を分かつ方針
=新たなパートナー(代理店)の獲得
=新分野のビジネス展開

業績面は
2017年時点で
経常利益率6%を確保していました。

システム投資や
IPOに絡んだ取引見直しにより
直近は3.9%に落ち込んでますが
システムリプレイスも終了し

再びこの水準に戻るのでは?と
思っています。

※四季報では2021年期予想
売上48億円、経常利益3.2億円
売上高経常利益率6.6%
(コロナの影響なしとして)

継続性が高いストックビジネスで
人件費も少なく
他にかかるのは広告費くらい。
売上が伸びれば伸びるほど
利益率が伸びるビジネスモデル。

これで時価総額は4/20時点
22億円。

業務用食品卸の
スーパーサブ。
ローコストのニッチ業態。

ここから5倍になっても
たったの100億円。

ちなみに、
品は違えど
同じビジネスモデルの
モノタロウ。

上場時の時価総額は161億円。
ちなみに今は8000億円。
※モノタロウはスピンオフ元ミスミの
ライバル企業です。

昨今のIPO人気に乗り
ただいまフィーバー中ですが

コロナウイルスの影響は
相応にあると思います。
ですので、
どこかのタイミングでは
一気に下押すかもしれません。

けれど、コロナウイルスの騒動により
ネット通販(EC)業態は
業務用通販に限らず、
ますます拡大。
禍転じてなんとやらで

決算発表で、一気に下げたら
そこはまたチャンスのような気がしますね。



posted by もこもこ at 23:01| 東京 ☁| 注目銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月16日

代理戦争、勝者は如何に。

先月、とある会社が上場した。

「ミクリード」

世間的にはあまり知られていないが
筆者は良く知っている会社

というのは、筆者の所属する会社の取引先で

2〜3年前に
ミクリードと取引を行うということで
詳しく調べたことがあった。

人員が当時10名程度
ミスミからカクヤスグループが買収
国分とトーホーが出資
業務用食材のネット通販ということで
経常利益が2億円超えていて
こりゃIPOしたら楽しみだなと
当時思っていました。

上場した3月中旬の地合いは最悪で
公募価格890円を割れた初値を付け
その後も一気に下げ、
そして公募価格の半値以下433円を付け
地合いの回復?とともに
ようやく反騰しています。

業態が居酒屋向け通販ということで
新型コロナによる
緊急事態宣言を嫌気して
ここまで売られたのが大きな理由でしょう

さて。
業務用食品業界
筆頭は三菱食品(三菱系)
2番手は日本アクセス(伊藤忠系)
3番手は国分です
でもって
業務用食品の通販で抜けているのが
三菱食品のリクエと
ミクリードといわれています。

リクエは
三菱食品の一部門であるため
正確な売上高は不明ですが、
ミクリードより下で
いまのところ、業界トップは
ミクリードではないかと言われています。
(時間があればじっくり調べてみます)

こちらのサイトで詳しく紹介されています。
https://www.businessuse-food.net/

さて、
ミクリードの扱っている商材は
「居酒屋」関連で
コロナの逆風をモロに受けると
言うのは間違いありません

が?

ミクリードはカタログを公開していますが
カタログの中身をご覧になられました?

居酒屋メニューが多いようで
実は幅広いジャンルの飲食店を網羅
サプライ関係もそろっており
居酒屋だけでなく
あらゆる飲食店にとって
使いやすい仕様になっています。
一部の常温を除き、ほとんどが
冷凍品(しかもバラ凍結)のため
ロス率が低いのも特徴です。

単価からいけば
一番安いのは
市場or卸業者からの仕入ですが
発送の都合上
ある程度まとまった数量の
仕入が必要になってきます。

次に神戸物産が展開している
業務スーパーも安いですが
量目が大きいため、
使いにくい点もあります。
あとは当然、店舗に買いにいく
必要があります。

ミクリードやリクエなど
業務用食品の通販の弱点は
これらに比べれば
単価が高いという点ですが
ワンストップで
なんでも揃うため
裏返せば
規模が小さくて
業務用卸から買えないお店や
仕入に人手を割きにくいお店に
とっては、
使い勝手が良いと言えるでしょう。

メイン商材は卸から
そこそこの物はスーパーから
ちょっとした物は通販で。

ミクリードの平均販売は
1店舗当たり月商
平均3.3万円程度であることからも
見てとれます。

さて、話がちょっとそれましたが
今のミクリードは
親会社のカクヤス(SKY)から
独立を計画しているようで、
システムを自社構築して
カタログ通販からWEB通販に
変えていこうとしている途上です。
そのためシステム費用や広告費用で
ちょっと投資が嵩んでいる状況で
見た目では
成長に疑問を持ってるかたも
おられるかもしれませんが、

業務用通販業界は
ニッチなマーケットであり
元々の親会社であるミスミも
工場向けサプライという
ニッチなマーケットを手掛けており

※船井総研いわく、
マンパワーコストに見合わない
このような業界のことを
「雨ざらし市場」というみたいです

コロナの次に頭を悩ませる
人手不足
ここに思いっきり
ターゲッティングされており
順調に成長、
さらにローコストによる
利益面も期待が持たれます。

さすがにコロナにより
首都圏・都市部の
売上の低下の影響は出るでしょう。
少なくとも来季含め
5月の決算は微妙と
言わざると得ませんが

それを考慮しても
今の時価総額16億円は
少人員、ローコストで
ある程度業界に浸透している
ビジネスモデルを構築できていると
すると評価不足かなとは思います。

株価が安くなったらなったで
おそらく
国分が黙っていないとは
思いますけども。

三菱食品のリクエには負けられない
国分が全面支援しているミクリード

三菱vs国分の
この代理戦争、勝者は如何に。
posted by もこもこ at 01:05| 東京 ☀| 注目銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする